ICOPAキッズとは?

誰もがイコールパートナー
多様性が融合する社会へ

事業概要

障害をお持ちの児童を対象とした、通所支援事業所(児童発達支援)です。ICOPAキッズ西落合では、医療的ケアを含む重症心身障害児を対象としております。

1歳~6歳までの未就学の児童を朝から夕方までお預かりし、その年齢、特性に 応じた保育、療育、入浴サービスを提供し、児童の心身の発達を促します。

開設の背景

近年、重症心身障害児を含む医療的ケア児の数は2万人に近く、10年前と比較して2倍近くに増加しており、今後も増加傾向を辿ることが予想されます。また、NICU(新生児集中治療室)から在宅生活への移行も生後6か月頃からと以前に比べ早期になっています。一方で、その児童の受け入れが可能な保育園、幼稚園、障害児通所事業所については殆ど増えておらず、その保護者の負担が大きな社会問題となりつつあります。

在宅ケアの大半を保護者が担い、十分な公的支援を受けられないことにより、保護者が就労をあきらめ、社会との接点が減ることによる孤立、身体的・精神的疲弊が増し、それらに起因する家庭崩壊等を生んでいるケースもあります。また、本来であれば保育園や幼稚園を利用している年齢の児童にとって、社会参加・活動及び発達の機会が得られないことは、社会権や自由権といった基本的人権が行使されづらい状況であると捉えることもできます。

実際に、障害児通所事業を活用している児童は、対象となる児童全体の半数程度にとどまり、支援施設の絶対的な不足から利用頻度も週2~3日の短時間利用と決して十分とは言えません。また、ニーズに応じたサービス利用を目的とした措置制度から契約制度への移行が関係法令により果たされた今も、絶対数が不足する状況では、その効果が十分に出ているとは言い難い状況にあります。

これまでも当法人が所属する「やまびこグループ」は、障害者の社会復帰をも見据えた医療、保護者の就労支援も踏まえた柔軟な保育サービスの提供に取り組んで参りました。そして新たに、障害児支援に携わってきた人材を加え、様々な分野からの視点と人的資源を持ち合わせた医療福祉グループとして、前述の課題を解決していくべく、新たに一般社団 法人ICOPAを設立し、ICOPAキッズの開設に至りました。

ICOPAの名前の由来

=(イコール)パートナーを略した造語です。=は、平等、対等を指し全ての人が対等である社会を目指していくことを目標としています。加えて、一律の視点ではなく、個々の事情や特性に応じた合理的な配慮であるエクイティ(公平)の視点を持って達成していく思いが込められております。

大切にしていること

「お子さんが安心して過ごせる場であること」、「ご家族が安心してお子さんを預けられる場であること」、「遊び、学び、気づきの場であること」の3つを基礎に置き、お子さんのニーズを引き出し、ご家族の意向を踏まえ、より良い支援が実践できる事業所を目指しています。

お問合わせ